序章 あー 育ちゆけ すこやかに 子どもたちよ いつも明るく幸せにと願う私たち ああ 先生に 先生にこそ なりたい |
第一章 怒りにふるえた日 あなたは、今回実施された静岡県小中学校教員採用試験において、残念ながら不合格となりましたので通知します。 そんなばかな なぜ!! ねぜなの!? 怒りにふるえたあの日 半年たったら かわいい子どもらの前に立ち 力いっぱい教えようと思っていたのに ああ 何のための4年だったの 仲間と一緒にがんばってきた 平和を守る教師になろうと どうしてそれがいけないの 私は今こそ叫びます 先生にこそなりたい もの言わぬ教師 それではいけないと かたく心にきめ 怒りにふるえたあの日 |
第二章 秋晴れの太陽は スクラム組む僕らをはげます 六年間のたたかいで 初めて迎えた今日の日を 教授会とともにたたかう さあ 先生行きましょう 固い決意をきざんだ300の顔 思い出される抑え切れぬ怒りを持って 県教委の長い階段を のぼり続けた私たち 立ちはだかるやつら ドアの向こうには 差別をし続けた黒い影のあざ笑い 私服の目が光る シャッターが切られる 写真を撮られる 顔を見られる デモにこられなかったあの人 サークルをやめていったあの人 今日は来ているあの人もこの人も そうだ 僕ら差別を許さない |
第三章 差別の壁をつきやぶろう 力いっぱい学びたい みんなが教師になれるよう 日本の教師になれるよう 差別の壁をつきやぶろう 明日をつくる子どもたち 心をつないでかけてゆけ 未来に向かって伸びてゆけ 差別の壁を打ち砕こう 包囲するぞ県教委 平和を願うスクラムで 勝利の朝を迎えよう |
終章 固く手を結び 進みゆく若者 勝利を目指して立ち上がる びしょぬれの雨の日も いてつく冬も 僕らは明るくたたかい続ける 日本の教師よ 父母よ 教育破壊許さず立ち上がろう共に 平和を守れ 子どもを守れ |
教員採用試験における、自治会役員や特定のサークル員などをねらった露骨な思想・信条差別に抗しての闘いの中で生まれ、静岡大学はもちろんのこと、全教ゼミ(全国教育系学生ゼミナール)等でも、子どもを守るうた とともにうたわれ、励ましと共感を呼びました。 大学生活で得たもの ボク等が大学生活で得たもの その4年間の生活に“待った”をかけたもの けれども、ボク等は屈することはできない |